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ちくま学芸文庫絶版目録
復刊が待たれる絶版・品切れ「ちくま学芸文庫」のリスト。ちくま学芸文庫解説目録を補完。
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定価:1,575円(税込)
整理番号:フ-6-2
刊行日: 1998/11/10
ページ数:480

この本の内容

活字印刷術はどのような前提条件のもとに生まれたのか?それまでに達成されたさまざまな技術革新だけでなく、文字使用や商取引慣行の進展、紙の普及などがなければ、マインツの工房での偉業もありえなかった。しかし当時の書物には目次や出版者の名もなく頁付けもない。読者に便利な情報一覧や現在の書物のような体裁はその後の技術の改良とともに整えられて来たのである。こうした新しい産業に従事した誇りたかき印刷人や書籍商たちはどのような人びとで、どのように仕事をしたのだろうか。そして著者や読者たちとの関係は?書物をめぐって生きた人びとの姿を鮮やかに描く。
 

この本の目次

第1章 前提条件―ヨーロッパにおける紙の出現
第2章 技術的問題とその解決
第3章 書物の体裁
第4章 商品としての書物
第5章 本造りの世界

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定価:1,260円(税込)
整理番号:フ-13-5
刊行日: 1998/10/08
ページ数:352

ギリシア的生の本領としての哲学は、いかにして生まれ発展したのか。本巻に至り、国家、宗教、文化の叙述が一堂に会し、文化史の精髄が現れる。

定価:945円(税込)
整理番号:ミ-2-2
刊行日: 1998/10/08
ページ数:256

救世主をもたず「今」を生きる日本人。自然災害・境界・闇・伝承などをたぐりつつ江戸から現代に至る終末観を浮き彫りにする。

定価:1,103円(税込)
整理番号:カ-12-1
刊行日: 1998/10/08
ページ数:320

アフリカの無文字社会を基点に、諸語における擬声語・擬態語・語り・民話等の声の役割を考察し、近代のあり方を探る。

定価:1,575円(税込)
整理番号:フ-13-4
刊行日: 1998/09/10
ページ数:512

この本の内容

現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第4巻は、ホメロスから始めて、悲劇、喜劇の盛衰に至る。ディオニュソス祭祀の合唱隊が演劇を生みだす局面を大胆に活写する。
 

この本の目次

第7章 詩歌と音楽(原初
六脚韻(ヘクサメトロン)の詩歌
音楽
六脚韻(ヘクサメトロン)のみによる詩以外の詩歌)


シリーズ:ちくま学芸文庫
定価:998円(税込)
整理番号:フ-14-1
刊行日: 1998/09/10
ページ数:288

この本の内容

1886年、北イタリアの本屋に一冊の本が並んだ。その本とは、デ・アミーチス『クオーレ』である。『クオーレ』はその年のうちに数十版を重ね、20世紀初めまでにミリオン・セラーとなった。『クオーレ』にこめられた愛国心・犠牲的精神の育成、学校・軍隊という国家装置への帰属意識の涵養は、19世紀イタリアの国民形成における―先進諸国から遅れをとっていたがゆえの―至上課題であった。『クオーレ』の各挿話のなかに映し出されたイタリア社会の現実(捨て子や煙突掃除の少年など)を生き生きと描写しながらたどる、国民形成の社会史。
 

この本の目次

第1章 田舎王国サルデーニャのイタリア統一
第2章 『クオーレ』時代のトリーノ
第3章 「第二の軍隊」としての小学校
第4章 教育する軍隊、忌避される徴兵
第5章 武器としての小学校教科書
第6章 イタリア語はイタリアの国語になったのか
第7章 健全な精神は健全な身体に宿る
第8章 捨て子を許す社会、許されない社会
第9章 売られ、働かされ、管理される子供たち
第10章 時代を映す『クオーレ』


定価:1,575円(税込)
整理番号:キ-3-2
刊行日: 1998/09/10
ページ数:576

この本の内容

1841年8月11日、キルケゴールは最愛の婚約者レギーネとの婚約解消を表明し、二カ月後の10月11日、それを実行する。愛するがゆえの婚約破棄という不可解な行動の14日後、キルケゴールは『あれか―これか』完成のためにベルリンへと旅立った―。無邪気な少女を誘惑し、結婚を約束し、そのあと別れの言葉も告げずに棄ててしまう過程を、著者自身の体験をもとに日記体で綴る。美的に生きるか、それとも倫理的・宗教的に生きるかの選択を追求する大作。デンマーク語原典から訳出し、詳細をきわめる訳注を付した。


定価:1,155円(税込) 
整理番号:ク-1-2
刊行日: 1998/09/10
ページ数:336

この本の内容

日本の企業は従業員に何を要請しているのか。また海外進出日系企業は現地労働者との間にどのような緊張を抱えているのか。職制の権威、人事考課の正統性、能力主義的平等のなかで自発と強制がないまぜになった「日本的経営」。海外でのその営みを知ることは、私たちの企業社会の枠組みを構成する諸要素の意義、そこにこめられている経営のニーズの理解に役立つ。「日本的経営」が労働者の生きざまにとってもつグローバルな意義を、その光と陰を、国内外の工場における徹底したフィールドワークをもとに浮き彫りにする力作。
 

この本の目次

序にかえて―日本の職場を点描すれば
第1部 「日本的経営」の明暗(労務管理の惰力―「東芝府中人権裁判」分析
査定される従業員―人事考課の論理と作用
「日本的経営」とヨーロッパ労働者
アジア日系企業における労働の状況
「日本的経営」の光と陰)
第2部 企業社会の現在(国鉄「改革」・1987年日本
「雇用均等法」下の職場―男と女の「共苦」と「共闘」
「組合ばなれ」の背景
「組合ばなれ」の「民主主義」)


シリーズ:ちくま学芸文庫
定価:1,680円(税込)
整理番号:カ-11-3
刊行日: 1998/09/10
ページ数:608

この本の内容

今にいたるまで、芭蕉がわれわれの心を抗いがたい力で惹きつけてやまないのはなぜか。「芭蕉の作品は…ぎりぎりのところに、常に深い静かさを湛えている。…そこから流れ出すものの始まりの静かさ…過去のすぐれた人々の心の歴史が、その中に流れそそぎ、そこで大きく湛えられ、そして、それがまた次に生れてくる人々の心の歴史に流れこんでゆく」。芭蕉はなぜ、そのような句を発想するにいたったのか。その、発想を促したものを探求し、全句を評釈した。俳人加藤楸邨のライフワーク、芭蕉研究の名著。下巻は、元禄四年から、その歿年七年まで。


定価:1,575円(税込)
整理番号:フ-13-3
刊行日: 1998/08/10
ページ数:560

この本の内容

現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第3巻は、神託、占いの世界に言及し、妬みや死などをめぐる生観念の特異性と、そこから造形芸術が誕生する過程を説き明かす。
 

この本の目次

宗教と祭祀(ギリシアの英雄神祭祀)
未来の探索
ギリシア的生の総決算
造形芸術(芸術の目覚め
芸術の諸ジャンル
哲学者、政治家、そして芸術)

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