忍者ブログ
ちくま学芸文庫絶版目録
復刊が待たれる絶版・品切れ「ちくま学芸文庫」のリスト。ちくま学芸文庫解説目録を補完。
[1] [2]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


定価:998円(税込)
整理番号:ヤ-10-2
刊行日: 1998/07/09

この本の内容

いたずらに痴呆からの脱却や延命を求めることではなく、老人の尊厳を見つめ続けようとした「魂学」の稀有な臨床記録。
 

この本の目次

第1章 老いと死の自己実現
第2章 老人のファンタジー世界―無意識的身体心像
第3章 老人のイメージ世界―抑うつ性心気症老人の箱庭療法と短歌
第4章 老人のリリック世界―ある躁うつ病者と俳句
第5章 老人のリグレット世界―外来での俳句・短歌療法の一例
第6章 初老の夢世界―あるうつ病者の夢分析

PR

定価:998円(税込)
整理番号:ヤ-10-1
刊行日: 1997/03/10

この本の内容

本書はユング心理学の理論家であり、また臨床医、かつ心理臨床家でもある著者が、ペルソナ、影、アニマ・アニムス、太母などの「元型」や、「対向性―内向性」、「死と再生」、「自己実現」などのキー概念をやさしく紹介しながら、その精髄に迫る。
 

この本の目次

序 ユング心理学入門
こころの変容
太母と不安
なまけと創造

『アモールとプシケー』
死と再生
アニマとアニムス


定価:1,050円(税込)
整理番号:ヤ-7-2
刊行日: 1997/01/09

この本の内容

1960年代、華やかに照明を浴びたフランス思想とは何なのか。そして、それは世界の変容を考察していくうえで、どう有効なのか。フーコー、ブルデュー、アルチュセール等を軸に、構造主義=マルクス主義を超克する現代思想の本質的方法を、社会科学と哲学が響きあう地点に切り拓く。
 

この本の目次

第1部 哲学と社会科学(哲学の転回点―「レヴィ=ストロース対サルトル」を超えるプラチック哲学
ブルデューの「社会学と哲学」―客観化の論理を客観化することの意味
アルチュセールとフーコー―「マルクス」評価の違い
理論的な方法の転移―再びアルチュセールとフーコー)
第2部 国家・権力・歴史(アルチュセールの国家論―「イデオロギー=プラチック」の理論
フーコーのディスクール 権力論
シャルチエのプラチック歴史学―唯物史観・心性史・社会史の超克)


定価:1,173円(税込)
整理番号:ヤ-9-1
刊行日: 1996/12/10

この本の内容

選挙やゲームや呑屋の看板でおなじみの、赤い衣と黒いヒゲ。ダルマの原形を洗い出す、本邦初伝の語録のテキスト。北魏末に中国を訪れた遊行僧ダルマ(達摩、達磨)とこの人を師と仰いだ人々の言葉を今日に伝える『二入四行論』全巻とその注釈の決定版。後代の禅の語録のモデルとなる問答と説法のすべてがここにある。中国思想史における、禅仏教の特色と功績が具体的に示される。型にはまった、しかつめらしい禅のイメージは毛筋ほどもない、みずみずしい実践の魅力が全巻に溢れている。今日知られる4種の版本と敦煌写本のすべてを校合する最前線の新しい定本。


定価:1,478円(税込)
整理番号:ヤ-8-1
刊行日: 1996/11/07

この本の内容

黒海とカスピ海に挾まれたカフカース、シルクロードの舞台・中央アジアのイスラーム世界は、かつてロシア帝国の領土だった。1917年の革命後ソビエト連邦に組みこまれたが、そこにはイスラームに帰依しながら独自のナショナリズムを保持する多くの民族が暮らしていた。ムスリムとしてのアイデンティティのもとで民族自決を目指したかれらは、ボリシェヴィズムといかに関わりあっていったのか。接近と離反、希望と挫折―複雑に絡み合う『イスラーム・ナショナリズム・社会主義』のトリアーデを、周縁民族の視角から記述する。ソ連崩壊をうけてにわかに紛争の火種となった地域の「問題の本質」を、ソ連解体と冷戦終結以前に提起した先駆的論考。
 

この本の目次

序 ロシアとイスラーム世界
第1部 「オリエント」のなかのロシア革命(イスラーム世界から見たロシア革命70年
ロシア革命と中東)
第2部 アナトリアのボリシェヴィキ(エフェたちのパルチザン
緑軍と「不可能な革命」)
第3部 スルタンガリエフ異聞(スルタンガリエフとムスリム赤軍
もうひとつの「ディアスポラ」とエスニシティ
ソ連のなかの「オリエンタリズム」)
第4部 スーフィーとコミサール(ヴァイソフ神軍考
カフカースのスーフィー)


定価:1,313円(税込)
整理番号:ヤ-7-1
刊行日: 1996/01/10 
ページ数:480

新しい世界秩序に対応する学校、教育のかたちとは何か? 成熟した人類のあり方を求め、学ぶ自行為を取り戻そうとする学校論。

定価:1,223円(税込)
整理番号:ヤ-6-1
刊行日: 1995/12/07

この本の内容

19世紀、フランス初の情報紙『プレス』が創刊され、華やかなメディアの時代が幕を開ける。時のトピックスやはやりのスタイル、連載小説や巷の噂…。人々を魅了したこの流行通信(『パリ便り』)は、瞬く間に同時代の文学やファッションに影響を及ぼした。マス・メディアの誕生と展開を通して、ジャーナリズムの側から、文学と都市風俗の流れをとらえ直す画期的な一冊。図版多数掲載。
 

この本の目次

1 トピックスの発明
2 メディアの市場
3 名の物語
4 市場の中の芸術家
5 文の興行師たち
6 「言説市場」繁盛記
7 都市の物語 物語の都市
8 モードあるいは「真実」の漸進的横滑り
9 モードの専制


定価:999円(税込)
整理番号:ヤ-5-1
刊行日: 1995/10/05

この本の内容

幕末から明治にかけて、西欧文化を受容するために数多くの翻訳語が生みだされた。当時、焦眉の急であった異言語の翻訳をめぐる問題は、とりもなおさず重大な思想上の問題をはらんでいた。たとえば、natureの翻訳語として定着した「自然」は、本当に原語と等しい意味を担いえたのだろうか。その間の意味のずれこそ、日本人の西欧文化に対する「理解」と「誤解」を具体的に指し示しているのではないか。異文化との接触の場所である「翻訳」をめぐる原理的な思考を提示する。
 

この本の目次

第1章 二つの「自然」をめぐる論争
第2章 辞書、事典に見る「自然」とnature
第3章 翻訳語「自然」が生み出した誤解
第4章 「自然主義」の「自然」とは何か
第5章 自然科学者における「自然」
第6章 丸山真男「自然から作為へ」の「自然」
第7章 「天」とnature


定価:1,365円(税込)
整理番号:ヤ-4-1
刊行日: 1994/06/07
ページ数:400

この本の内容

G.ヤノーホは、困難な青春の暗澹たる一時期―17歳という多感な年頃―にフランツ・カフカの知遇を得た。以後、並はずれた文学・音楽・美術青年としてしばしば晩年のカフカと接触した。その時の記録と追憶が本書である。20世紀の不安と絶望を鋭く形象化したカフカの文学世界への手引きであると共に、一人の役人として平凡な役所勤めをする生活者カフカの姿を生き生きととらえた感銘深い名著。
 

この本の目次

カフカとの対話
この書物の物語


定価:1,325円(税込)
整理番号:ヤ-3-1
刊行日: 1993/03/05

この本の内容

アルレッキーノが、ヘルメスが、クリシュナが天空を飛び交い、地上を跳ね回る―。狂言における太郎冠者のイメージとアルレッキーノに象徴される西欧のファルスの伝統を媒介し、あるべき知の具現者としての道化を描き出すべく、知的情熱に裏打ちされた博引旁証が交錯する。創造的混沌の世界への回帰を訴え、70年代以降の知的状況の出現を高らかに告げた山口道化学の記念碑的著作。
 

この本の目次

第1章 アルレッキーノの周辺
第2章 アルレッキーノとヘルメス
第3章 アフリカ文化と道化
第4章 黒き英雄神クリシュナ
第5章 アメリカ・インディアンと道化の伝統

ブログ内検索
※人名を検索する時は姓または名のみで検索してください。
例.「宮沢賢治」→「宮沢」
関連ワード
このブログは次のような言葉と関連があります
叢書ウニベルシタス、講談社学術文庫、中公文庫、岩波文庫、ちくま文庫、みすず書房、哲学、思想、人文科学、芸術、美術、算法少女、復刊、悲劇、古本、イーブックオフ、古本市場...
ご注意
ブログ内の「ちくま学芸文庫目録」は個人が趣味で編集したものです。当ブログと株式会社筑摩書房とは一切関係がありません。
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 『ちくま学芸文庫・絶版図書目録』 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]