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ちくま学芸文庫絶版目録
復刊が待たれる絶版・品切れ「ちくま学芸文庫」のリスト。ちくま学芸文庫解説目録を補完。
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定価:1,575円(税込)
整理番号:カ-14-1
刊行日: 1999/07/08
ページ数:512

この本の内容

「日本の宗教史・神道史理解に新たな視座を持ち込み、意識変容や異次元との交流という主題に鮮明な表現を与え、スピード感あふれる文体に乗って80年代日本を疾走した異形の書物」。王仁三郎、空海、篤胤、シュタイナー等、異色異能の精神史を照射し、内部生命の学としての霊学の新展開を告げる。
 

この本の目次

1 ふたつの霊界モノガタリ(神話的創造力と魂の変容―出口王仁三郎と折口信夫をめぐって)
2 意識と声音(語呂合わせの修辞学―宗教的レトリックの一局面
音霊の愉楽―エロスの現場としての声音の力学
魂を飛ばす技法―シャーマニズムと音楽体験)
3 魔界の声音(妖怪―その神学と自然学と人間学と
幼児性の悪意と声の自然―ラヴクラフトの偏位)
4 霊学と民俗学の生成(霊学と霊術―近代におけるその発端と展開
大正維新と霊的シンクレティズム―神智学受容の一波紋)

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定価:1,313円(税込) 
整理番号:カ-4-2
刊行日: 1999/02/10
ページ数:448

この本の内容

ヴェルヌやウエルズから、ヴォークト、クラーク、アシモフ、ハリスン、シルヴァーバーグ、ゼラズニイ、ル=グィン、ギブスンまで、SFの可能性を探り、「SF進化=学」「SF社会=学」を提唱。近・現代の支配的精神である認識論における主観・客観主義と存在論に拡張された人間主義・自然主義を批判し、その抑圧的な相互補完の構造を激しく撃つ。現代思想に造詣の探い著者によって初めて成された、SFを通して考察された文明・時代批評。
 

この本の目次

序説 SFの起源あるいは幻想文学の遍歴史
第1章 支配的修辞としての科学―ポオ、ヴェルヌ、ウエルズ
第2章 錬金術とテクノロジー―A・E・ヴァン・ヴォークト
第3章 進化の反人間主義―アーサー・C・クラーク
第4章 宇宙精神と収容所―小松左京
第5章 SF的進化の理論―コリン・ウィルソン
第6章 銀河帝国の社会学―アイザック・アシモフ
第7章 黄金期とニューウェーヴのあいだ―ハリイ・ハリスン
第8章 上にいる神か下にある神か―ロバート・シルヴァーバーグ
第9章 神話化された作品と作品化された神話―ロジャー・ゼラズニイ
第10章 SFと人間の終焉―アーシュラ・K・ル=グィン
第11章 未来都市の混濁とSF的文体―ウィリアム・ギブスン


定価:1,103円(税込)
整理番号:カ-12-1
刊行日: 1998/10/08
ページ数:320

アフリカの無文字社会を基点に、諸語における擬声語・擬態語・語り・民話等の声の役割を考察し、近代のあり方を探る。

シリーズ:ちくま学芸文庫
定価:1,680円(税込)
整理番号:カ-11-3
刊行日: 1998/09/10
ページ数:608

この本の内容

今にいたるまで、芭蕉がわれわれの心を抗いがたい力で惹きつけてやまないのはなぜか。「芭蕉の作品は…ぎりぎりのところに、常に深い静かさを湛えている。…そこから流れ出すものの始まりの静かさ…過去のすぐれた人々の心の歴史が、その中に流れそそぎ、そこで大きく湛えられ、そして、それがまた次に生れてくる人々の心の歴史に流れこんでゆく」。芭蕉はなぜ、そのような句を発想するにいたったのか。その、発想を促したものを探求し、全句を評釈した。俳人加藤楸邨のライフワーク、芭蕉研究の名著。下巻は、元禄四年から、その歿年七年まで。


定価:1,050円(税込)
整理番号:カ-1-3
刊行日: 1998/08/10
ページ数:320

この本の内容

「はかなし」という王朝的情緒が、中世において「無常」に移行し、道元の無常の形而上学にいたる経過を、犀利な観察と豊かな情感をもって詳細にたどり、日本人の無常感の変遷過程を初めて体系化する。著者の到達点を示す卓異の論考。
 

この本の目次

はかなし(序
「はかなし」という言葉
かげろふの日記
紫式部日記 ほか)
無常(さまざまな発心―法然の特殊性
浄土と穢土―恵心・法然・親鸞
死と詩―一遍の称名 ほか)
無常の形而上学―道元


定価:1,575円(税込)
整理番号:カ-11-2
刊行日: 1998/08/10
ページ数:528

この本の内容

今にいたるまで、芭蕉がわれわれの心を抗いがたい力で惹きつけてやまないのはなぜか。「芭蕉の作品は…ぎりぎりのところに、常に深い静かさを湛えている。…そこから流れ出すものの始まりの静かさ…過去のすぐれた人々の心の歴史が、その中に流れそそぎ、そこで大きく湛えられ、そして、それがまた次に生れてくる人々の心の歴史に流れこんでゆく」。芭蕉はなぜ、そのような句を発想するにいたったのか。その、発想を促したものを探求し、全句を評釈した、俳人加藤楸邨のライフワーク、芭蕉研究の名著。中巻は、貞享五年から元禄三年までを収録。
 

この本の目次

貞享年代(承前)
元禄年代(元禄二年
元禄三年)


定価:1,575円(税込)
整理番号:カ-11-1
刊行日: 1998/07/09
ページ数:544

この本の内容

今にいたるまで、芭蕉がわれわれの心を抗いがたい力で惹きつけてやまないのはなぜか。「芭蕉の作品は…ぎりぎりのところに、常に深い静かさを湛えている。…そこから流れ出すものの始まりの静かさ…過去のすぐれた人々の心の歴史が、その中に流れそそぎ、そこで大きく湛えられ、そして、それがまた次に生れてくる人々の心の歴史に流れこんでゆく」。芭蕉はなぜ、そのような句を発想するにいたったのか。その、発想を促したものを探求し、全句を評釈した、俳人加藤楸邨のライフワーク、芭蕉研究の名著。上巻は、最初期から貞享四年までを収録。
 

この本の目次

寛文年代
延宝年代
天和年代
貞享年代


定価:999円(税込)
整理番号:カ-9-1
刊行日: 1996/07/10

精神科医でありながら、無類の読書家で、自ら小説家でもある著者が、長編小説の本質を主題、文体、構成の方法論に見いだし、近代以降の日本の文学のなかから、よく知られかつ新しい分野を開いてきた長編小説十編を選び論じる。夏目漱石『明暗』(1917)から大江健三郎『燃えあがる緑の木』(1995)にいたるまで、作品とそれを綴った作家たちの肖像を通して、どのようにして日本の小説が成長し、成熟していったか、また、どのようにその表現を模索し、文体を醸成していったか、丹念にたどり、立証していく日本文学論の傑作。
 

この本の目次

愛の不可能性―夏目漱石『明暗』
女の孤独と聖性―有島武郎『或る女』
故郷と山と狂気―島崎藤村『夜明け前』
愛と超越の世界―志賀直哉『暗夜行路』
四季をめぐる円環の時間―谷崎潤一郎『細雪』
愛と戦争の構図―野上弥生子『迷路』
根源へ向う強靱な思惟―武田泰淳『富士』
暗黒と罪の意識―福永武彦『死の島』
人間の悲惨と栄光―大岡昇平『レイテ戦記』
魂の文学の誕生―大江健三郎『燃えあがる緑の木』


定価:1,173円(税込)
整理番号:カ-8-2
刊行日: 1996/03/07

この本の内容

戦乱の時代であるがゆえに、中国哲学史上、最も自由で、最も絢爛であった春秋戦国時代、刑名法術の学として『韓非子』は書かれた。人間性一般についての深い洞察力、権力の場における人間関係の綿密な分析、君主の深刻な心術関係…ルネサンス期のマキャベリに勝るとも劣らない東洋古典の名著。本巻は全十二巻中、第十一巻「外儲説左上 第三十二」から第二十巻「制分 第五十五」までを収録。


定価:1,173円(税込)
整理番号:カ-8-1
刊行日: 1996/03/07

この本の内容

BC722〜BC206、春秋戦国時代の古代中国に花開いた諸子百家。なかでも『韓非子』の思想は、とくに厳しい理想主義と冷徹な現実認識に根ざした最も実践的な君主論として、現代にいたるまで三千年にわたり貫流してきた。君主のあり方、臣下の馭し方、刑罰のあり方などについて、巧みな譬喩と激越沈痛かつ簡勁軽妙な語り口で説いた、中国哲学史上の不朽の政治論がよみがえる。本巻は全二十巻五十五篇中、第一巻「初見秦 第一」から第十巻「内儲説下六微 第三十一」までを収録。

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