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ちくま学芸文庫絶版目録
復刊が待たれる絶版・品切れ「ちくま学芸文庫」のリスト。ちくま学芸文庫解説目録を補完。
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定価:1,260円(税込)
整理番号:ト-4-6
刊行日: 1998/02/10
ページ数:368

この本の内容

健康がすぐれず、また、大作「カラマゾフの兄弟」執筆のために長らく中断されていた「作家の日記」だったが、1880年8月にようやく臨時号を出すことができた。ここに掲載された「プーシキン論」は、全世界の人類を結合させようと願っていたドストエフスキーの、プーシキンに仮託した福音の書であった。この号の成功に勢いを得て、翌年からの本格的な再刊を目論んだ並々ならぬ意欲にもかかわらず、1881年1月号の最終校が届けられた翌日、ドストエフスキーは静かに息を引きとった。巻末に、アンリ・トロワイヤほか三人の「作家の日記」について論じた文章、年譜・全巻目次を付す。

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定価:1,575円(税込)
整理番号:ト-4-5
刊行日: 1998/01/09

政治評論にきわだつ愛国的発言は、皇帝に重ねて忠誠を誓わされた著者の建前なのか、また本音なのか? 興味尽きないトルストイへの言及も採録。

定価:1,575円(税込)
整理番号:ト-4-4
刊行日: 1997/12/10

本巻収録の「おかしな男の夢」は、「ボボーク」(第一巻)「柔和な女」(第三巻)に続く作品で、著者の魂の遍歴を示す重要な作品として注目される。

定価:1,260円(税込)
整理番号:ト-5-1
刊行日: 1997/11/10

この本の内容

「春眠暁を覚えず、と諺にいう。生活がさして苦しくない時には、生きるということもまた楽しいことである。例えば、まるまる三時間を美術作品の観賞に当てうるとすれば、それは眠りにも優る営みであり、生に優る喜びである」。本書は、スペインの偉大なる知性ドールスがこよなく愛したプラドを舞台にして展開する傑作絵画論。名だたる芸術作品を、「支えあうフォルム」である古典主義と「飛翔するフォルム」であるバロックを両端とする体系に鮮やかに位置づけ明快に論じる。実践的な絵画の見方「展覧会に訪れる人々への忠告」を併せて収録した楽しく有意義な美の案内書。
 

この本の目次

プラド美術館の三時間(プラドへの道すがら
フランスとイタリアの古典的な作家たち
エル・グレコとゴヤ
ベラスケス
プリミティヴの画家たち
スルバラン、ムリーリョ、リベラ
ゲルマンの人、デューラー
ヴェネチア派
ルーベンスとその弟子たち
終章)
展覧会を訪れる人々への忠告(告白)


定価:1,575円(税込)
整理番号:ト-4-3
刊行日: 1997/11/10

ドストエフスキーは殺人に強い関心を寄せた。従って裁判をテーマにした評論が多い。また、自殺についても再三言及し、死の問題に接近する。

定価:1,575円(税込)
整理番号:ト-4-2
刊行日: 1997/10/09

多くの社会政治評論と「キリストのヨールカに召された少年」「百姓マレイ」「百歳の老婆」など短篇作品三本も収める。

定価:1,365円(税込)
整理番号:ト-4-1
刊行日: 1997/09/10

この本の内容

ドストエフスキーは、肉親にも、親友にも理解されることがなかった。批評家には、作品は理解できても、その人柄は理解できなかった。その意味で、ドストエフスキーほど孤独な人間も珍しい。それだからこそ、なんとしても自分自身について語りたい。『作家の日記』は、ドストエフスキーの、このようなやむにやまれぬ気持から生まれた特異な作品群である。第1巻は、1873年に雑誌『市民』に発表したものを収める。
 

この本の目次

1873年(はじめに
往時の人たち
環境
個人的なことをひとつ
ヴラース
ボボーク
途方にくれたお顔つき
「ある人物」の半書簡
展覧会に関連して
仮装の人
空想と幻想
ある新しい戯曲について
小景
先生
嘘についての一言
現代的欺瞞のひとつ)


定価:968円(税込)
整理番号:ト-3-1
刊行日: 1994/08/04
ページ数:304

この本の内容

なぜ詩人・室生犀星は小説を書くようになっていったのか。そして、なぜ小説家になったあとも、死ぬまで詩を棄てずに作り続けたのか。北原白秋や荻原朔太郎を感動させた『抒情小曲集』から晩年の『昨日いらっしって下さい』に至るまで、生涯を通じて、詩人がウタ(詩)の向こうに何を見出だしたか、何を受け取ったかを、ダイナミックにかつ繊細に探り出した傑作評伝。
 

この本の目次

1 詩人の誕生
2 『愛の詩集』と『抒情小曲集』
3 詩から小説へ
4 詩の微熱
5 戦時下の詩
6 詩の晩年
犀星に出会う


定価:1,121円(税込)
整理番号:ト-1-2
刊行日: 1993/05/06

この本の内容

終身雇用と年功序列が核となっている「日本的雇用システム」は今後どうなるのか。発展を続ける日本の工業界では、既存の雇用システムはどのように受け入れられているのか。日本とイギリスの雇用システムの源泉をたどるとともに、今後の両国のシステムの在り方を予測する。さらに文庫化を伴い、1990年時点での日英の雇用状況を見直し、新たな考察と予測を加え、より一層充実した内容で贈る。
 

この本の目次

第2部 収歛の可能性(「日本的雇用システム」と最近の変化の傾向
イギリスは追いつくか)
第3部 過去と未来(日本的雇用システムの諸源泉
後発効果)
付録 面接調査に関して


定価:1,470円(税込)
整理番号:ト-1-1
刊行日: 1993/05/06

この本の内容

終身雇用・年功序列を中心とした「日本的経営」とは世界的な企業経営の中にあってどのように考えられるか。日本とイギリスを代表する二大会社、日立とイングリッシュ・エレクトリック社の工場の労使関係、経営組織に関して、従業員の意識から管理機能に至るまで、さまざまな角度から克明に比較研究する。それぞれのシステムの持つ特徴、管理者・労働者の意識の違いなどについて丹念に比較研究した待望の書の文庫化。
 

この本の目次

第1部 「工場」(4工場の概観
労働者―その構成および、採用・訓練方式
賃金
労働組合〈その成員と組織〉
イギリスの労使関係
日本の労使関係
労使関係の要約
コミュニティとしての企業
権限、機能および身分
2つの雇用システム
いくつかの関連領域)

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