忍者ブログ
ちくま学芸文庫絶版目録
復刊が待たれる絶版・品切れ「ちくま学芸文庫」のリスト。ちくま学芸文庫解説目録を補完。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


定価:1,050円(税込)
整理番号:ウ-2-2
刊行日: 1999/03/10
ページ数:272

この本の内容

人間の存在は元来「場所」的である。が、その「場所」の根本性格はどのようなものなのであろうか。私たちの存在が「世界の内にあること」と見られる場合、その世界そのものは「限りない開け」に於いてある。したがって我々の存在は「限りない開けに於いてある世界に於いてある」ことになる。この二重の「於いてある」は、二重性としては見えない構造のものであるが、我々の実際の生活の様々な領域の様々な営為にまで拡がる。本書はハイデッガーの基礎存在論、ボルノウの空間論、エリアーデのヒエロファニー論、西田幾多郎の場所論、禅の十牛図などを手掛かりにして人間存在の基本的な構造を解明、考察する。
 

この本の目次

第1章 世界と虚空
第2章 世界の有意義性と世界の無、及び四方界(das Geviert)
第3章 地平と地平の彼方
第4章 住む―安住と不安住と不住
第5章 もう一つの次元―世界とコスモス
第6章 世界遊戯と二重世界内存在
第7章 場所と時間

PR

ちくま学芸文庫
定価:1,155円(税込)
整理番号:ウ-3-3
刊行日: 1998/05/08
ページ数:384

進化論に行き着くまで十二年にもおよび探検・研究を重ねたアマゾン、マレー諸島での成果に基づき「熱帯とは何か」を博物学的に論じた代表作品。

定価:1,575円(税込)
整理番号:ウ-8-1
刊行日: 1997/05/09

この本の内容

60年代なかば、生態学と進化論の境界領域のなかから新しい流れが形成された。その結晶の一つがウィルソンの大著『社会生物学』であり、R.ドーキンスの『利己的な遺伝子』だった。生物界の社会現象を総合的に分析する斬新な手法で、人間とは何かを究明しようとしたのが本書である。英米の生物・動物学界を震撼させた、1979年度ピュリッツァー賞受賞作。
 

この本の目次

第1章 ジレンマ
第2章 遺伝
第3章 発達の過程
第4章 社会進化と人間の本性
第5章 攻撃行動
第6章 性
第7章 利他主義
第8章 宗教
第9章 希望


定価:1,050円(税込)
整理番号:ウ-6-1
刊行日: 1996/02/07
ページ数:288

この本の内容

原稿用紙を前にすると、なぜか書けなくなってしまう作文。この憎き作文を解体し、さらにプロの名人芸たる文芸作品をも巻きこんで、文章表現の楽しさと可能性を追究する。「書く」っていったいなんなのだろうか。胸に浮かんだことばをどのように捕らえるか、メモをどう生かすか、どこまで推敲するのか。ありうべき新「作文」の実践をラジカルに自由に説き明かす革新的な文章読本。
 

この本の目次

第1章 人はなぜ書くか(地面に手で書く
作文は嫌いだった
「自分」作りマシーン ほか)
第2章 表現の現場(「私」という場所
最初の記憶
水の入ったコップ ほか)
第3章 純粋文章(メモというジャンル
主題ゲーム
推敲のたのしみ ほか)


定価:1,275円(税込)
整理番号:ウ-4-1
刊行日: 1995/08/07

この本の内容

「書くこと」と「生きること」とが独自の緊密な統一体を作っているカフカの文学。それゆえに、作品を読むことが、必然的にカフカの生の探究へと私たちを誘うのだろう。幼年・青年時代に決定的な影響をあたえた「父親」の意味、対父親関係の延長としての外界との関係、プラハという独特な都市の環境、とりわけ、公用語でありながらその貧しさを露呈するプラハ・ドイツ語の位置づけ、カフカにとって1912年という年のもつ決定的な意義…親友マックス・ブロートの手になる唯一の伝記の空白を埋め、渉猟の限りを尽くしてカフカ文学の原郷に迫る。
 

この本の目次

幼年時代、両親の家、小学校
高等学校(1893―1901年)
世紀の転換期のプラハ
大学と司法修習生時代(1901―1907年)
就職した初めの数年(1907―1912年)


定価:1,890円(税込)
整理番号:ウ-3-2
刊行日: 1993/08/05
ページ数:656

この本の内容

19世紀のイギリス人博物学者ウォーレスは、「種の起原という問題を解くため」、マレー諸島へ旅立つ。8年におよぶこの探検旅行の観察と見聞をもとに、C・ダーウィンとは別に、動物地理学にもとづく進化論を構想し、ロンドンの科学界に大波乱を引き起こした。驚くべき大きさのモルッカの甲虫、樹冠で舞い踊る極楽鳥、文明と未開の批判的考察、地元の伝統船での危険な航海など、驚きと尊敬と知性に満ちた視線で語られるマレー諸島の人間と自然の記録と、科学に捧げた崇高な精神が導かれた動物学的および地理学的な考察による近代科学の記念碑的傑作。下巻では、上巻につづくモルッカ諸島、パプア島群の記録と、詳細な訳注と解題、索引、参考文献などの資料を併載。
 

この本の目次

モルッカ諸島
パプア島群


定価:1,680円(税込)
整理番号:ウ-3-1
刊行日: 1993/08/05
ページ数:576

この本の内容

その名前をいまも〈ウォーレス線〉に残す19世紀のイギリス人博物学者ウォーレスは、「種の起原という問題を解くため」、マレー諸島へ旅立つ。8年におよぶこの探検旅行のなかで彼は、C・ダーウィンとは別に動物地理学にもとづく進化論を構想し、ロンドンの科学界に大波乱を引き起こした。ボルネオの森でオランウータン狩り、セレベスの蝶の群れ飛ぶ渓谷など、驚きと尊敬と知性に満ちた視線で語られるマレー諸島の記録と、科学に捧げた崇高な精神が導かれた動物学的および地理学的な考察による近代科学の記念碑的傑作。上巻では、インド・マレー島群、チモール島群、モルッカ諸島の記録と、詳細な訳注、および探検の旅程やゴクラクチョウ分類体系の変遷などの資料を併載。
 

この本の目次

インド・マレー島群
チモール島群
セレベス島群
モルッカ諸島

ブログ内検索
※人名を検索する時は姓または名のみで検索してください。
例.「宮沢賢治」→「宮沢」
関連ワード
このブログは次のような言葉と関連があります
叢書ウニベルシタス、講談社学術文庫、中公文庫、岩波文庫、ちくま文庫、みすず書房、哲学、思想、人文科学、芸術、美術、算法少女、復刊、悲劇、古本、イーブックオフ、古本市場...
ご注意
ブログ内の「ちくま学芸文庫目録」は個人が趣味で編集したものです。当ブログと株式会社筑摩書房とは一切関係がありません。
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 『ちくま学芸文庫・絶版図書目録』 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]