定価:1,427円(税込)
整理番号:ス-3-1
刊行日: 1995/09/07
悲劇はわれわれに向って、理性と秩序と正義との領域は恐ろしく限られていること、また、われわれの科学や技術の力がどれほど進歩してもこの領域が拡がりはしないことを、教えてくれる。人間の外と内には「他者」が、世界の「他者性」がある。ところが、古代ギリシアのアイスキュロスからシェイクスピアを経てラシーヌまでは勢いがあった、社会生活と想像力的生活とのある本質的な要素―悲劇を生み出す基本的要素―が、17世紀以後は西洋の意識から脱落してしまった。なにゆえに、17世紀は悲劇の歴史における「大分水嶺」となったのだろうか。文芸批評の枠をこえて、近代がもたらした「経験」の変容を活写する。
定価:1,470円(税込)
整理番号:ス-2-2
刊行日: 1995/04/06
ページ数:432
1936年、若き毛沢東にひきいられた中国紅軍は、1年にわたる長征を終えたばかりだった。この時スノーは、外国人ジャーナリストとしてただ一人中国北西部の紅区に入り、4カ月間かれらと生活を共にし対話した。新しい中国を築こうとする人びとのありのままの姿を行き届いた理解にもとづいて記録した本書は、指導者から無名の少年まで、かられの言葉と行為を世界にはじめて紹介するものとなった。下巻でスノーは、いよいよ紅軍の前線部隊を訪問し、兵士たちの生活と考えをくわしく見聞きする。
紅軍と共に
戦争と平和
保安ヘ戻る
ふたたび白色区域へ
一九四四年
定価:1,470円(税込)
整理番号:ス-2-1
刊行日: 1995/04/06
ページ数:416
1936年、若き毛沢東にひきいられた中国紅軍は、1年にわたる長征を終えたばかりだった。この時スノーは、外国人ジャーナリストとしてただ一人中国北西部の紅区に入り、4カ月間かれらと生活を共にし対話した。新しい中国を築こうとする人びとのありのままの姿を行き届いた理解にもとづいて記録した本書は、指導者から無名の少年まで、かれらの言葉と行為を世界にはじめて紹介するものとなった。上巻でスノーは、封鎖を越えて赤い首都保安にたどり着き、毛沢東に会う。時間をかけた会見記はそのまま毛の半生の自伝となっている。また、次つぎと登場する人物たちの描写は、いまも新鮮さを失っていない。
赤い中国を訪ねて
赤都への道
保安
ある共産主義者の来歴
長征〔ほか〕
例.「宮沢賢治」→「宮沢」
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