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ちくま学芸文庫絶版目録
復刊が待たれる絶版・品切れ「ちくま学芸文庫」のリスト。ちくま学芸文庫解説目録を補完。
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定価:866円(税込)
整理番号:カ-5-1
刊行日: 1993/11/04

花づくりの都・江戸――自然と調和した緑の生活圏の風景を克明に描き出し、明治以降の東京の変貌の跡をたどる独創的な都市論。
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定価:1,418円(税込)
整理番号:ニ-1-2
刊行日: 1993/11/04

この本の内容

ギリシア的明朗性の背後には古代ギリシア人の運命的ペシミズムが隠されているのではないのか。「アポロン的なるもの」と「ディオニュソス的なるもの」の二つの世界観の対立と統一の原理によって、ギリシア悲劇の起源と本質を問う不朽の名著『悲劇の誕生』。新進の古典文献学者時代のニーチェが、音楽家ヴァーグナーの楽劇に天才の理想とドイツ文化再生の希望を託し、若き日の情熱を傾けて世に送り出したモニュメンタルな処女作である。本書のほか、『悲劇の誕生』の思想圏に位置する「ギリシア人の悲劇時代における哲学」「ホメロスと古典文献学」など遺稿諸篇を収録する。
 

この本の目次

悲劇の誕生―あるいはギリシア的精神と悲観主義(或る自己批判の試み(一八八六年)
音楽の精神からの悲劇の誕生(一八七〇年‐一八七一年))
『悲劇の誕生』の思想圏から(ギリシアの楽劇(一八七〇年一月一八日に行なわれた講演)
講演「ソクラテスと悲劇」の断片(一八七〇年二月一日に行なわれたもの)
ディオニュソス的世界観(一八七〇年夏)
ギリシアの国家(一八七一年)
音楽と言葉について(一八七一年))
ホメロスの競争(一八七二年
初稿から(一八七一年))
ギリシア人の悲劇時代における哲学(序言(推定一八七四年)
後の序言(一八七九年末)
「本論」(一八七三年)
継続のための草案(一八七三年初頭)
草案覚え書き(一八七二年の夏から))
ホメロスと古典文献学


定価:1,121円(税込)
整理番号:ノ-1-1
刊行日: 1993/10/07

この本の内容

新井白石、荻生徂徠、頼山陽ら江戸時代の思想家たちは、日本の歴史そして同時代をどのように考えていたのだろうか。現にある体制を支えるはずの歴史思想が、いつしかそれを顛覆する思考に転化するダイナミズムはいかにして生じたのか。「歴史主義のデーモン」の活動は、いま二十世紀末にも始まっている。その始原を江戸時代に探った、サントリー学芸賞受賞のまぼろしの名著ここに復刊。
 

この本の目次

歴史主義の毒
林家史学の功罪―『本朝通鑑』の成立をめぐって
新井白石の史論
古学派の歴史意識(山鹿素行
荻生徂徠)
水戸史学と『大日本史』―前期水戸学の歴史思惟
頼山陽と歴史的ロマン主義
国学と歴史的個体性
歴史思想と歴史意識の接点―後期水戸学の始発をめぐって
幕末の危機意識と歴史像
歴史意識のホリゾント
 


定価:1,050円(税込)
整理番号:オ-2-2
刊行日: 1993/10/07

この本の内容

一見社交的で明るいが、自分が傷つくことを恐れて人との深い結びつきが持てない、現代日本人。その場その場にふさわしい人物を演じて自分の異質さを表に出さない「同調的引き込もり」をキーワードに、「シゾイド(=分裂)人間」という現代人像を鮮やかに提示し、その精神分析を通じて母子関係における「心」の成り立ちを探る。
 

この本の目次

プロローグ 心への出発点
1 母子関係の起源―エロス的コミュニケーションの世界
2 心の中の母親像―内的対象の形成
3 幻想と錯覚―主観と客観の交錯する世界
4 三者関係の世界―父と母と子どもの抗争
5 母性愛神話の崩壊―阿闍世コンプレックスとは何か
6 おとなに潜む子どもの心―過去を行為する
7 シゾイド人間―新しいタイプの人間たち
8 日本人のシゾイド人間化―日本的マゾヒズムとの関係
エピローグ 精神分析の目的


定価:1,020円(税込)
整理番号:ラ-1-1
刊行日: 1993/10/07

この本の内容

1848年のウィーンの革命史の実態を詳細に描くなかで、著者は「歴史なき民」こそが歴史の担い手であり、革命の主体であったという事実を掘り起こす。少数民族や賎民が生き生きと描かれた本書は、著者の自己の半生をかけて達成した成果を克服しようとする試みであり、思想史から社会史への転換点を示す記念碑的作品である。
 

この本の目次

向う岸からの世界史―ヘーゲル左派とロシア
四八年革命における歴史なき民によせて
一八四八年にとってプロレタリアートとは何か
ウィーン革命と労働者階級
もう一つの十月革命―歴史家とプロレタリアの対話として
ウィーン便り


定価:816円(税込)
整理番号:ア-2-2
刊行日: 1993/10/07

この本の内容

ネミの森の王からナウシカまで、はたして王権とは何であったのか?そして、天皇とは王の異伝なのだろうか?本書は、この壮大なテーマに果敢に挑戦する。天皇を日本固有のものとしてのみ論ずること、また人類学の王権論一般に還元すること、この両者をきびしく斥けながら、王という普遍の貌と天皇という固有の貌とが相交わる場所に、著者は天皇制の新たなイメージを結像させる。この知的冒険の果てに著者は問いかける―。われわれ日本人の美的・倫理的幻像、幼童天皇とはだれか?
 

この本の目次

序章 天皇制、または立ち尽くす王権
第1章 王権の起源と系譜
第2章 王の宗教的威力
第3章 王権と天皇制のはざまに
第4章 象徴天皇制の構造
第5章 天皇制のなかの自然
終章 再び、王という場所へ


定価:1,470円(税込)
整理番号:ニ-1-4
刊行日: 1993/10/07
ページ数:608

この本の内容

反時代的とは何か。時代に背を向けているだけの冷淡な反対的態度ではなく、積極果敢な時代批判を通して未来を指向する精神。これがニーチェにおける最も美しい〈反時代的〉という意味である。ショーペンハウアーとヴァーグナーに反時代的人物の典型をみる若き日のニーチェの、厳しい自己追求のうちに展開される徹底的な近代文明批判の書。すべての青年たちに捧げられた青年の哲学。
 

この本の目次

第1篇 ダーヴィト・シュトラウス、告白者と著述家
第2篇 生に対する歴史の利害について
第3篇 教育者としてのショーペンハウアー
第4篇 バイロイトにおけるリヒアルト・ヴァーグナー


定価:795円(税込)
整理番号:コ-1-1
刊行日: 1993/09/07
ページ数:224

この本の内容

“ヤッピー”をはじめとする“普通人”と大道芸人、浮浪者、犯罪予備軍などのアンダーグラウンドの人々とが入り交じり、絡み合って演じるクレイジーな“街路劇”にみちていた街、ニューヨーク。ジェントリフィケーション直前のこの街の、猥雑で活気に溢れる都市の身ぶりを生き生きと描き出す、ユニークな都市文化論。
 

この本の目次

消費と犯罪の街?
“トレフィック”と“テリブル”のあいだ
クレイジー・ニューヨーク
ニューヨーク風俗・ナウ
マンハッタン貧乏暮し
芸人をつくる街
“キャン・ユー・スピーク・ジャパニーズ?”
“潔癖文化”をこえて
マクドナルドとマックダーナルドの差
制度としての“ファッキング”
ポスト・インダストリアル・メディア
都市の身ぶり―映画のなかのニューヨーク
ダウンタウンの“街路劇”


定価:816円(税込)
整理番号:タ-8-1
刊行日: 1993/09/07
ページ数:224

この本の内容

天然の水鏡、銅鏡、そしてガラスの鏡―。すべてを容れる鏡は、古今東西の人間の心にどのような光と迷宮とをもたらしてきたか。ギリシア、中国、日本では…。仏教では…。レヴィ・ストロース、ボルヘス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ルイス・キャロス、李白、釈迢空は…。鏡面の多彩なきめらきを写しとりながら、テオーリア(観照)はつづく。
 

この本の目次

第1部 鏡のテオーリア(歩む鏡
向きあった鏡
見ることは見られること
まなざし
見ることは驚くこと ほか)
第2部 鏡をめぐる断章(眼の月
アルキメデスの凹面鏡
バックミラー考
灼きつく影
世界の鏡 ほか)


定価:1,418円(税込)
整理番号:ツ-3-1
刊行日: 1993/09/07

この本の内容

辺境に生まれて、ヨーロッパ文化のもう一つの源流となったケルト的想像力の軌跡を、豊富な資料に基づいて辿る。
 

この本の目次

ケルトの国へ
序章 西のトポス―アイルランド修道院文化
第1章 装飾の系譜―写本芸術の伝統
第2章 ケルトの想像力―変形から幻想へ
第3章 渦巻文様の神秘学
第4章 北方動物の変容主義
第5章 組紐空間の呪縛
第6章 世界文様
第7章 ケルト復興

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