定価:1,223円(税込)
整理番号:サ-5-1
刊行日: 1994/03/07
ページ数:384
60年代になにが起こったのか。ロックやカウンターカルチャーは、そしてテクノロジーとメディアの変貌は、僕らの何を変えたのか―。ジョン・レノン、トマス・ピンチョン、グレゴリー・ベイトソンらをランドマークとして、「宗教革命」や「産業革命」の時代に匹敵する大きな精神変革の時代であった60年代を見つめ、僕らの存在のすべてを包み込む大いなる〈時〉の生態を科学する、画期的な時代研究宣言。
夢とウソのロックンロール
時の生態学
重工業人間の終焉
シックスティーズの引き潮
資本主義の弾みかた
ラバーソウルの文学
定価:1,835円(税込)
整理番号:オ-4-1
刊行日: 1994/03/07
ページ数:592
皇帝、知識人、遊侠、軽薄少年たちが跳梁跋扈する劇場都市。宮廷と地下迷路を密通して上演されるさまざまな祝祭劇。―牧歌的生活を謳歌した竜山文化から都市成立以後の殷周文化への変遷をダイナミックに描いた古代中国の都市文明論。社会学、歴史民族学、考古学、深層心理学の成果を駆使し、建築・庭園・芸術・舞踊・祭祀などの表徴から都市を精緻に解読する画期的論考。
都市がなぜ問題になるか
都市の出現とその自覚
大同コンプレックスと小康コンプレックス
知識人の登場と退場
宇宙の鏡
権力の結晶
遊戯の半都市
日常生活の文法
文法からの逸脱
漢代バロックの生活
遊侠と倡優
アルカディア複合とユートウピア複合
続いて現われる都市どもへの展望
定価:1,121円(税込)
整理番号:ミ-5-2
刊行日: 1994/03/07
「宮本民俗学」として巨大な足跡を残した宮本常一が、その最晩年、終生のテーマであった民族文化の源流をもとめて展開する講義・続。民族学博物館でのシンポジウムの報告をふくめて、他の研究分野の新知見をとりこみ、東アジアを視野におさめた民俗学的古代学の試み。
イモと畑作
農具としての鉄
根栽植物と雑穀と日本文化
北の文化ベルト
農耕技術と文化
イネの道―渡部忠世氏『稲の道』にふれて
農耕における南と北〈文化の複合〉―中尾作助氏「照葉樹林文化」論にふれて
環境考古学の周辺―安田喜憲氏『環境考古学事始』にふれて
家畜と農耕―民博シンポジウムから
銅と日本文化
日本文化と生産基盤
瀬戸内海文化の系譜
定価:1,523円(税込)
整理番号:カ-6-1
刊行日: 1994/01/10
明治9年、初めて幼稚園が設立されて以来昭和30年代まで、幼児保育=教育はどのような軌跡をたどってきたか。東京・新潟・神戸・大阪・千葉・秋田・名古屋など、20の保育園・幼稚園・施設・人物をたずねてありのままの姿を描きつつ、唱歌・童話・紙芝居・混血児・障害児・遊園地など、児童と文化の問題にも細やかな眼をくばる。
1 明治時代(日本はじめての幼稚園 お茶の水女子大附属幼稚園
民衆のつくった最初の保育所 新潟静修学校附設保育所
保母、生まれ出づる悩み 神戸・頌栄保母伝習所
ともしびを貧しき子らに 東京・二葉保育園
幼稚園唱歌のあけぼの 東基吉・くめ夫妻
児童文学と幼な子たち 東京・東洋幼稚園と早蕨幼稚園)
2 大正時代(自然のなかの幼稚園 大阪・家なき幼稚園
幼な子を守る母の協同 大阪市北市民館保育組合
はたらく母性に保育所を 鐘淵紡績東京工場託児所と鐘ガ淵子供の家)
3 昭和時代・前期(すべての幼な子を幼稚園に 千葉県千倉町の全幼児保育
幼児紙芝居の開拓者 紙芝居作家・高橋五山
暗い谷間の農村保育 川崎大治と秋田県旭村農繁期保育所
生活にまなぶ幼児教育 東京・子どもの村保育園
嵐にもまれる保育研究 保育問題研究会と戸越保育所)
4 昭和時代・後期(混血の子等のとりで 大磯・エリザベス・サンダース・ホーム
永遠の幼な子たちを 滋賀県立近江学園
矛盾をつつむ夜間の保育所 名古屋・栄保育園夜間部
遊園地は子どもの仕事場 東京・国立こどもの国
真の女性解放のために 働く母の会の共同保育
集団の場でたくましい子を 名古屋・ヤジエ
例.「宮沢賢治」→「宮沢」
叢書ウニベルシタス、講談社学術文庫、中公文庫、岩波文庫、ちくま文庫、みすず書房、哲学、思想、人文科学、芸術、美術、算法少女、復刊、悲劇、古本、イーブックオフ、古本市場...