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ちくま学芸文庫絶版目録
復刊が待たれる絶版・品切れ「ちくま学芸文庫」のリスト。ちくま学芸文庫解説目録を補完。
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定価:1,529円(税込)
整理番号:ヒ-2-1
刊行日: 1994/12/07

マルクスに先んじて共産主義者となった初期エンゲルスを事実と資料を通して描き、史的唯物論の成立を論じた記念碑的著作。
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定価:1,020円(税込) 
整理番号:ナ-3-1
刊行日: 1994/11/07

この本の内容

フビライ・ハーンの命をうけて制作されたパスパ文字は、モンゴル帝国の滅亡とともに砂漠のなかに消えてしまった。近年、北イタリアの礼拝堂の壁画の文様や、長崎県沖の元寇沈船から発見されて話題をよんだ官印などにみられる、この多くの謎につつまれた文字を追い、その系統や組織などを多角的に解き明かす。
 

この本の目次

1 モンゴル人と文字
2 近代におけるパスパ文字の発見と研究
3 帝師パスパ―あるチベット人僧侶
4 パスパ文字の組織
5 記録されたパスパ文字
6 パスパ文字の戸籍しらべ


定価:1,682円(税込)
整理番号:フ-1-1
刊行日: 1994/11/07

この本の内容

現実が孕む「もはや意識されないもの」と「まだ意識されないもの」の諸要素を、《モンタージュ》という手法によって再構成する本書は、同時代人ブロッホによる1920年代論の傑作であり、また過激な思考実験でもあった。
 

この本の目次

塵埃
サラリーマンと気散じ
非同時代性と陶酔
大ブルジョワ階級、即物性とモンタージュ


定価:1,020円(税込)
整理番号:サ-6-1
刊行日: 1994/11/07

この本の内容

「汚れつちまつた悲しみに/今日も小雪の降りかかる…」。『山羊の歌』『在りし日の歌』のたった二冊の詩集を残し、駆け足でこの世を去った詩人・中原中也。「優しさ」を根に持ち、「悲しみ」と向かいあって歌い続けた、この近代の詩人の作品の底に流れる喪失感の原郷を、「子守歌的なるもの」という視点により鮮やかに捉え直す力作。1988年サントリー学芸賞受賞。
 

この本の目次

第1章 口語自由詩の本質―亡びたる過去のすべて
第2章 生の氾濫―大正十二年とはなにか
第3章 ダダイズムとの遭遇―喪失の感情
第4章 長谷川泰子と富永太郎―異質な他者
第5章 「朝の歌」まで―陶酔と離別
第6章 『山羊の歌』―子守歌的なるもの
第7章 『在りし日の歌』―詩人のデスマスク


定価:999円(税込)
整理番号:オ-8-1
刊行日: 1994
ページ数:304

この本の内容

江戸期のデカダンスを濃く曳きながら、文明開化による破壊と建設をおこなおうとしていた近代日本。詩人であり、思想家でもある北村透谷は、その知的混沌の不幸を背負いつつ新たな文学の可能性を追求した。近代精神の深い亀裂にみまわれたその作品『楚因之詩』『蓬莱曲』を中心に、評論・随筆、晩年の叙情詩まで、一人の天才の栄光と悲惨、壮大な思考実験の軌跡をたどる。
 

この本の目次

第1章 アンビションと初期漢詩
第2章 回心
第3章 『楚因之詩』
第4章 バイロンの翳
第5章 『蓬莱曲』(一)
第6章 『蓬莱曲』(二)
第7章 恋愛と風流―批評文(一)
第8章 自然と社会―批評文(二)
第9章 最後の抒情詩


定価:897円(税込)
整理番号:ア-8-1
刊行日: 1994/10/06

この本の内容

一般に言葉とは、思考を表現するものといわれている。しかし、本当に心の中にあるすべてのことを言葉にできるのだろうか。自然の美しさ、恋の思い…言語に絶するこれらを表現するために古来より用いられてきたのが「言葉のあや」=レトリックである。『古今集』などの和歌から現代のコマーシャル・コピーにいたるまで、日本人の言葉の秘密をさぐり、さまざまなレトリックの可能性を論考する。
 

この本の目次

1 仕立て―仕組まれた場違い
2 見立て―視線の変容
3 姿―見得を切る言葉
4 対句―意味に先立つ形
5 寄物陳思―思いに染まる言葉
6 掛詞―話題の交錯
7 縁語―言葉の連鎖反応
8 本歌取―創造のための引用


定価:1,223円(税込)
整理番号:ヨ-4-1
刊行日: 1994/10/06

この本の内容

貨幣は交換の手段として不可欠なだけでなく、それが流通することによって、経済生活は組織され、体系化されている。それはまた、商品として扱われることもある。心間社会の中で、貨幣はどのような位置を占めてきたのだろうか。貨幣を価値に関わる集合表象として考え、心類学や社会学の成果を援用することによってその原型を古代社会に求め、貨幣の実体と役割の根源に迫る。
 

この本の目次

第1編 経済学から
第2編 貨幣の原型
第3編 現代貨幣へ


定価:1,325円(税込)
整理番号:ナ-2-1
刊行日: 1994/09/07
ページ数:432

この本の内容

鴎外は明治という近代国家の青年期を、軍医の公職と文学者の活動と両立させて生き抜いた。彼は時代の必然に従って人生探求の場として文学を選びとり、その作品は当面する問題への社会的発言とならざるをえなかった。鴎外の作家としての可能性と限界も、大きくはそこに起因している。戦時下から戦後へかけての困難な状況下で書きすすめられた異色の評論集。
 

この本の目次

「独逸日記」について
俗見の通用
遺言状のこと
「半日」のこと
 しげ女の文体
鴎外論目論見のうち
鴎外位置づけのために
「傍観機関」と「大塩平八郎」〔ほか〕


定価:968円(税込)
整理番号:ネ-1-1
刊行日: 1994/09/07
ページ数:272

この本の内容

古典学派やマルクス経済学に対する近代経済学の特色は、経済現象を他の社会現象と切り離して考察することによって、その科学性を保証しようとしたところにあった。近代経済学が社会科学として自らを形成する課程を、マーシャルを中心に、ジェボンズ、ワルラス、シュムペーター、そしてケインズの諸理論との比較検討によって描く。
 

この本の目次

第1部 古典派への反逆とその継承
第2部 社会主義への憧憬と反発
第3部 権威への反逆と執着


定価:1,575円(税込)
整理番号:マ-8-1
刊行日: 1994/09/07

 

この本の内容

「大衆国家の成立とその問題性」「大衆天皇制論」「〈市民〉的人間型の現代的可能性」「シビル・ミニマムの提起」「市民参加と法学的思考」「国家イメージの転換を」「都市型社会と防衛論争」「組織・制御としての政治」など、大衆社会ついで都市型社会の成熟する中にあって、戦後日本の課題を見定める12の自選論集。自己解題を付す。
 

この本の目次

1 1956―大衆国家の成立とその問題性
2 1959―大衆天皇制論
3 1960―社会科学の今日的状況
4 1963―池田内閣とニュー・ライト
5 1966―〈市民〉的人間型の現代的可能性
6 1970―シビル・ミニマムの提記(1980)
7 1973―市民参加と法学的思考
8 1977―国会イメージの転換を〔ほか〕

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