定価:897円(税込)
整理番号:ア-6-1
刊行日: 1994/09/07
ページ数:256
『蜻蛉日記』『更級日記』など日記文学の先駆をなす「伊勢日記」。この作品はさらに、紫式部の『源氏物語』などの作品と深く共応しあい、平安期の王朝女流文学の礎を築くことで、後世の文学に大きな影響を及ぼした。宮仕えと恋愛、そしてその恋の破綻、皇子の出産、お仕えしていた中宮の死…「伊勢日記」を丹念に読み解き、伊勢という女流歌人の作品と人間像を深く彫り下げる。
第1章 わたしの伊勢
第2章 宮仕え、恋愛とその破綻
第3章 寺めぐり
第4章 ふたたび宮仕え、拒む女となる:第5章 平中の敗北
第6章 皇子を産む、中宮のいたわり
第7章 中宮の崩御
第8章 敦慶親王とともに
第9章 歌壇の花
第10章 交友、晩年、伝承
定価:1,478円(税込)
整理番号:レ-1-1
刊行日: 1994/08/04
フランスの革命に始まり、今日の我々もその時代に生きている革命時代は、恐るべき新精神によって、あらゆる関係の「白紙化」を開始した。ブルクハルトはそこに近代の危機の根源を見、ヨーロッパの歴史の連続性を守護することを自己の歴史研究の使命とした。本書は歴史認識をめぐるニーチェとの対決から説きおこし、非政治的歴史家としてのブルクハルト像を浮き彫りにし、あわせて近代ヨーロッパ精神への定位を試みている。
第1章 ブルクハルトとニーチェ
第2章 言葉、哲学、学問との関係
第3章 歴史に対するブルクハルトの姿勢に見られる人間的立場
第4章 非政治性へのブルクハルトの決意についての歴史的解釈
第5章 歴史の進行における危機的移行期
第6章 現代世界の歴史的考察から導かれたブルクハルトの古代後期の教え
定価:1,155円(税込)
整理番号:ミ-7-1
刊行日: 1994/08/04
ページ数:320
引法大師とよばれて古来多くの人びとに親しまれる空海は、日本の真言密教の開祖であり、古代日本の代表的知性である。本書は空海の主著『十住心論』の精髄を略述した『秘蔵宝鑰』をとりあげ、宗教者としての空海の存在と、人間精神の発達を十段階に分けて論じた雄大な密教体系に、現代の視点から肉薄する。
1 空海の生涯
2 空海の思想―その基本的立場
3 秘蔵宝鑰について
4 人間の自覚
5 倫理以前の世界
6 倫理的世界
7 宗教心の目ざめ
8 無我を知る
9 おのれの無知を除く
10 人びとの苦悩を救う
11 一切は空である
12 すべてが真実である
13 対立を超える
14 無限の展開
15 全体系の構成内容
16 十住心批判の現代的意義
空海略年譜
定価:1,050円(税込)
整理番号:マ-7-1
刊行日: 1994/07/07
ページ数:288
探偵小説作家・江戸川乱歩登場。彼がその作品の大半を発表した1920年代は、東京の都市文化が成熟し、華開いた年代であった。大都市への予兆をはらんで刻々と変わる街の中で、人々はそれまで経験しなかった感覚を穫得していった。乱歩の視線を方法に、変貌してゆく東京を解読する。
1章 感覚の分化と変質(探偵の目
目と舌と鼻、そして指)
2章 大衆社会の快楽と窮乏(高等遊民の恐怖
貧乏書生の快楽)
3章 性の解放、抑圧の性(姦通
スワッピング)
4章 追跡する私、逃走する私(追跡する写真
逃走の実験)
5章 路地から大道へ(もう一つの実験室
大道芸人たち)
6章 老人と少年―30年代から60年代へ(埋葬
少年誘拐)
定価:1,325円(税込)
整理番号:マ-5-1
刊行日: 1994/06/07
憲法第九条と日米安保のはざまで、自衛隊は世界第三位の軍事費を有するに至った。けれども、警察予備隊から保安隊を経て自衛隊の拡大強化への過程は、国民的合意に支えられたものではなく、既成事実とその追認の積み重ねの上になされてきた。創設以来の40年に及ぶ再軍備の過程を、資料と証言によって検証する。
1 草創(「日本再軍備」命令
警察予備隊発足
旧軍人登場
憲法の空文化
海軍は断絶せず
防衛大学校開校 ほか)
2 発展(国防の基本方針
防衛産業の始動
新安保体制下の自衛隊
中曽根防衛庁長官
基地の町・佐世保2)
3 何処へ?(ハト派は勝ったのか?
「ソ連の脅威」と「ガイドライン」
「栗栖発言」の波紋
シーレーン防衛―点から線へ、線から面へ
遅れてきた軍事大国
基地の町・佐世保3)
4 冷戦のあとに(「戦力」とは何か?
自衛隊違憲訴訟
徴兵制
グラマン・ロッキード戦争
兵器の上限
三無事件 ほか)
例.「宮沢賢治」→「宮沢」
叢書ウニベルシタス、講談社学術文庫、中公文庫、岩波文庫、ちくま文庫、みすず書房、哲学、思想、人文科学、芸術、美術、算法少女、復刊、悲劇、古本、イーブックオフ、古本市場...

